トラストを活用したアメリカ資産の相続

書籍概要

編  著:辻・本郷 税理士法人
定  価:880円(本体800円+税率10%)
判  型:B5判並製
ページ数:36ページ
発  行:2016年6月1日
ISBN:978-4-88592-181-0 C0034

内容紹介

平成27年は税制改正による相続税控除額引き下げや出国税の導入により、資産の管理・運用に注目が集まった年となりました。
グローバル化が進む昨今、人の動きが活発になれば、当然資産の動きも活発になります。そして、資産が動く場合には、税務が関係してきます。
本書では、日本の最大の同盟国であり多くの日本人・日系人が暮らすアメリカにおける遺産相続、中でも日本にはないアメリカ特有の遺産相続方法である「トラスト」(信託)の活用について取りまとめました。
トラストを活用するメリットには、裁判所のプロベート(検認手続き)を回避し、速やかな遺産分配ができること、プロベート回避に伴い、プロベートに立ち会う弁護士費用が必要ないことなどが挙げられます。
既にアメリカに資産がある方はもちろん、ご本人やご家族の移住、国際結婚などをご検討されている方々は、是非、ご一読ください。
辻・本郷 税理士法人小冊子シリーズ

目 次

1. アメリカ特有の遺産相続方法「トラスト」
2. プロベート(検認手続き)に掛かる費用
3. アメリカのトラスト(信託)に付随する文書について
4. どのような財産をトラストの中に入れて良いか?
5. プロベートを回避するための不動産所有形態等
6. QDOT(Qualified Domestic Trust)とは
7. QTIP(Qualified Terminable Interest Property)とは
8. Portability(ポータビリティー)とは
9. ハワイ州の不動産譲渡権利書登記システムについて
10. ハワイ州の遺産税について
11. 国をまたいでの相続、日本の相続税は掛かるのか?
12. 障害者を保護するためのトラストについて
13. アメリカの非定住者に対する遺産税の免除
14. トラストの国籍-アメリカと外国籍のどちらに該当するか?
15. トラストの対象となる被相続人が亡くなった後の申告義務
16. 既にトラストに入れた不動産をトラストから除くことは可能か?

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