書籍概要
著 者:大下英治
定 価:2,200円(本体2,000円+税率10%)
判 型:四六判並製
ページ数:497ページ
発 行:2025年7月2日
ISBN:978-4-88592-243-5 C0095
内容紹介
石破茂は「魔人」と敬畏し、大平正芳は「霊能師」と慄き、石原慎太郎は「天才」と讃えた。
なぜ、 田中角栄はこれほど大きな存在なのか──昭和という時代を突き動かした男の、 成功と挫折をたどる一代記。
目次
プロローグ 語り継がれる田中角栄
第一章 政治家前夜
上京・独立・結婚・徴兵・病気
第二章 政界入り後のつまずきと飛躍
落選 ・ 当選 ・ 逮捕 ・ 獄中立候補・初入閣
第三章 政治の中枢へ
政調会長 ・ 大蔵大臣 ・ 幹事長
第四章 総理大臣への道程——角福戦争
日米会談 ・ 『日本列島改造論』・田中派旗揚げ
第五章 「今太閤」 としての政治
日中国交正常化 ・ 日ソ共同宣言・石油ショック
第六章 ロッキード事件の波紋とキングメーカーの誕生
逮捕 ・ 批判 ・ 盟友の死
第七章 復権を望んで派閥統括
世代交代 ・ 実刑判決 ・ 最高得票
第八章 裏切りと怒り
創政会旗揚げ ・ 派閥の瓦解・酒びたり
第九章 闇将軍の支配の終焉をめぐって
脳梗塞 ・ 右翼団体 ・ 暴力団・死
エピローグ 現代の政界でも活躍し続けている田中角栄の遺伝子
あとがき/関連年譜