小沢一郎 最後の戦いが始まる!
岸田政権の相次ぐ不祥事、裏金疑惑に
「もはや自民党に自浄能力はない」
1993年、細川連立政権 2009年、民主党政権
二度の政権交代を成し遂げてきた 小沢一郎の最後の戦いが始まる!
「つとむちゃん。今日はいつもの二人だけのときのように、そう呼ばせてください。(中略)先月の二十八日、突然の悲報を聞き、ご自宅にうかがいました。君を苦しめた病気の気配などかけらもなく、大事を成し遂げた人だけが持つ、穏やかで満足感に満ちたお顔でした。君が身命を賭し、全身全霊をかたむけた二大政党制は、いったん芽が吹きかけたように見えましたが、わずか二年余りでついえてしまいました。僕もその責任を痛感しております」
小沢は盟友である羽田孜元総理のことをしのびつつ、三度目となる政権交代を誓った。
著者
大下英治(おおした えいじ)
1944年6月7日、広島県に生まれる。1968年3月、広島大学文学部仏文科卒業。1970年、週刊文春の記者となる。記者時代「小説電通」(徳間文庫)を発表し、作家としてデビュー。さらに月刊文藝春秋に発表した「三越の女帝・竹久みちの野望と金脈」が反響を呼び、岡田社長退陣のきっかけとなった。1983年、週刊文春を離れ、作家として独立。以降、政治経済から芸能、犯罪、社会問題まで幅広いジャンルで創作活動をつづけている。
著書は、「十三人のユダ 三越・男たちの野望と崩壊」「美空ひばり・時代を歌う」(以上、新潮社)、「闘争! 角栄学校」「一を以って貫く 人間 小沢一郎」(以上、講談社)、「週刊文春 トップ屋魂」(イースト・プレス)など五〇〇冊以上にのぼる。
近著に「論語と経営 SBI北尾吉孝(上・下)」「石原慎太郎伝」「内閣総理大臣」(エムディエヌ)、「鳴動! 政権政局の舞台裏」「最後の無頼派作家 梶山季之」「ハマの帝王 横浜をつくった男藤木幸夫」(さくら舎)、「大宏池会の逆襲」「安倍官邸 『権力』の正体」(KADOKAWA)、「安倍晋三・昭恵 35年の春夏秋冬」(飛鳥新社)などがある。
書籍概要
著 者:大下 英治
定 価:1980円(本体1800円+税率10%)
判 型:四六判並製
ページ数:494ページ
発 行:2023年12月27日
ISBN:978-4-88592-232-9 C0031
内容紹介
岸田政権が支持率低下を続ける一方、対抗勢力となるべき野党の結集もままならない政局の中、本書では、過去2度の政権交代の立役者である小沢一郎の新たな始動をレポートします。
「日本を復活させたい。自分はそのためならばなんだってやるつもりだ。」
議員当選すること18回、今なお政界の真ん中で活躍する小沢一郎氏。かつて2度に渡って自民党からの政権交代を実現させた氏は、長年の盟友である羽田孜氏の葬儀・告別式で3度目となる政権交代の達成を誓います。国のため、国民のために挑戦し続けてきた氏の、最後の戦いが今始まります!
政治経済から裏社会まで幅広いジャンルを手がけ、500冊以上の著作を持つ大下英治氏が取材・執筆。過去2度の政権交代の舞台裏から、選挙戦略、政治問題への見解、次の政権奪取にかける想いまで、小沢一郎の闘いのすべてが描かれた一冊です。
目次
- 第一章 友に誓う。三度目の政権奪取
- 第二章 小沢一郎、一度目の政権奪取
- 第三章 混迷する連立政権
- 第四章 自自連立から自公連立へ
- 第五章 ねじれ国会の時代
- 第六章 二度目の政権奪取への戦い
- 第七章 民主党政権の崩壊
- あとがき